こんにちは yu-riです。
本日は免疫系に関してまとめていきましょう。
免疫系って結構複雑でたいへんですよね・・・。
今回は必修偏として
全体像の整理と絶対に覚えるべきところだけを
まとめていきましょう。
もっと細かいところはまた一般編で。
免疫とは
まずそもそも免疫とは何でしょうか。
免疫とは
自分を守るために
自分と異物の認識をし、異物を攻撃、
体内から排除する仕組みのことです。
イメージしやすいのは細菌やウイルスですね。
他にも
花粉やそば粉、自分以外の血液(輸血)などアレルギーを起こすものも
「異物」自分以外のものになります。
これが暴走して
自分のことも排除しようと
自分自身を攻撃するようになってしまうと
自己免疫性疾患という病気になります。
それはまたおいおい。
免疫はその獲得の仕方によって区別されます。
自然免疫と獲得免疫です。
まず自然免疫とは
その名の通り自然とみんな持っている免疫です。
生まれた時から何もせずとも持っている
標準装備の免疫となります。
一方、獲得免疫もその名の通り
何らかの方法で後天的に獲得されていく免疫になります。
予防接種をしたり
母乳を飲んだり、免疫グロブリンの注射をしたり。
人生経験を積むことで
より自分を守る装備を身に着けていくイメージですね。
獲得免疫は
その獲得の仕方によって
能動免疫・受動免疫と名前がついています。
能動:自分で作り出して使う
受動:誰かから受けとったものをそのまま使う
なんとなくわかっていればOKです。
獲得免疫に関してはいろいろな細胞が
相互作用によって免疫機構を作り出していきます。
詳しくは最初に言ったように一般で。
免疫系構成因子
続いて免疫系構成因子です。
なんか難しい漢字が並んでいますが
要するに免疫をつかさどるメンバー紹介です。
大きく分けて3つのグループに分かれます。
一つ目は免疫細胞です。
前回の血液・体液でも少しふれたように
白血球のことですね。
細かいことは後日お話しするとして
ざっくり話すと
この子たちは侵入してきた異物に対し
真っ先に反撃する部隊です。
敵が何なのかはわかんないけど
とりあえず敵だしやっつけろ!!って感じです。
「貪食作用」ってやつです。
でもただ食べるだけではなく
食べたものが何なのかをほかの人たちに知らせてくれます。
情報収集をして
精鋭部隊の派遣に一役買うわけです。
次に免疫にかかわる物質・分子です。
抗体をイメージしてもらえればいいと思います。
白血球たちが教えてくれたてきに対する
精鋭部隊です。
ここで押さえておかなければいけないのが
免疫グロブリンです。
ここは国試でよく問われる部分ですので
まとめておきましょう。
よく出るのはIgA,IgG、IgEです。
IgAの最大の特徴は母乳に含まれるということです。
新生児は免疫の標準装備(自然免疫)しかもっていない
非常に弱い状態です。
そこで母親が与える母乳で免疫を分け与えることで
赤ちゃんの強化をするわけです。
母乳は母乳でも一番最初に出る母乳(初乳)に多く含まれ
それを飲むことによって
赤ちゃんは免疫を獲得します。
IgGの特徴は
胎盤通過性があるということです。
IgGは血中に一番多い一番メジャーな抗体です。
お母さんの中にいるときは
お母さんからもらい
大体6か月ごろまでに自分で作り出すようになります。
IgEはⅠ型アレルギーに関与する抗体です。
アレルギーには4つの型がありますが
Ⅰ型は一番有名です。
アナフィラキシーをイメージしてもらえればいいと思います。
アレルゲンが侵入してきたら
そっこーで症状が出るやつです。
IgM・IgDに関しては
名前だけ聞いたことあればOKです。
免疫系構成因子に戻りましょう
3つ目はリンパ器官です。
免疫細胞などが作られる場です。
免疫製造工場くらいの認識でひとまずは問題ありません。
いかがだったでしょうか。
本日は免疫系についてまとめました。
深めるとややこしくてだんだんいやになりがちな分野ですが
まずは必修偏として
サラッと見直しておきましょう。
お疲れさまでした!
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