頭痛

国家試験対策

こんにちは yu-riです。

本日は頭痛についてまとめていきたいと思います。

頭痛というと一般にありふれた症状ではありますが

ありふれているからこそ

観察を通しての緊急性や重症度の判断が求められる部分です。

頭痛に関する必修問題が2015年度に出題されています。

一般問題や状況設定問題でも関連した問題が問われますので

抑えていきましょう。

頭痛とは

頭痛とは

誰もが知っている通り、頭が痛いことですね。

前述したように頭痛はありふれた症状であり

日本人では4人に1人は頭痛持ちだそうです。

これを読んでくださっている方の中にもいらっしゃるのではないでしょうか。

そういう私も偏頭痛持ちで

頭痛薬とお友達です。

 

ただし頭痛は

裏に非常に危険な疾患が隠れている可能性のある症状の一つで

場合によっては

命の危険が迫っているサインになります。

 

患者さんが「ちょっと頭痛いんだけど・・・」と訴えてきた時

観察を通して

その頭痛が危険なものかそうではないものかの判断ができるようになりましょう。

 

まず危険なものかどうかの判断をするために

その頭痛が一次性頭痛か二次性頭痛かを判断します。

一次性頭痛というのは

頭痛の原因となる疾患がない頭痛のことです。

頭痛自体が疾患名になります。

一般に頭痛持ちというとこれらの疾患を持っている人のことを指します。

症状は辛いですが

直接的に死に至ことはないため緊急性なしと判断できます。

 

一方、二次性頭痛は

なんらかの疾患が裏にあり

その疾患のために頭痛という症状が出ているものです。

頭痛自体ではなく

裏に隠されている疾患によって死に至る可能性があり

緊急性があると判断しなければいけない頭痛です。

危険な頭痛

一次性と二次性のうち

二次性頭痛が緊急性が高いと言いました。

では具体的にどのような頭痛が危険なのかを確認していきましょう。

上記のキーワードを頭の片隅に入れておくと

危険な頭痛では?とより注意深い観察をすることができます。

危険な頭痛の可能性が出てきたら

より詳しい問診・フィジカルを行い頭痛の鑑別を行なっていきます。

問診をする上で「OPQRSTT」という問診方法が役立ちます。

 

O(onset):いつから始まったか

P(palliation、provocation):症状を増悪・寛解させるもの

Q(quality):症状の性質、程度

R(radiation、region):症状が起こっている場所、放散の有無

S(severity、symptom):随伴症状

T(time course):時間経過

T(treatment):治療の有無、治療の効果

 

問診のためのツールは色々ありますが

これが一般的かつ使いやすいのではないでしょうか。

よかったら使ってみてください。

 

危険な頭痛の可能性があり

上記の問診をしたとしてどういった疾患が鑑別に上がるのか確認していきましょう。

くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、慢性硬膜下血腫、急性緑内障は特に頻出です。

また別の機会にそれぞれについて

まとめていきたいと思います。

ひとまず今回は

頭痛から連想しなければいけない危険な疾患として

覚えておきましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回は頭痛についてまとめてきました。

ありふれた症状であり

軽視しやすい症状でもありますが

その奥に絶対に見逃してはいけない疾患が隠れていることがある事を忘れてはいけません。

危険な頭痛について見逃しがないように

観察力を向上させていきましょう。

 

お疲れ様でした!

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