こんにちは yu-riです。
今回は
前回の勉強計画の立て方に続き
具体的な勉強方法についてお話ししたいと思います。
勉強するうえで抑えるべきポイント
勉強しよう!といざ思っても
様々な勉強方法
様々な教材があり
何が自分に合っているのか
どれから始めていいのかわからなくなりますよね。
自分に合った勉強方法・教材は
結局は自分にしかわからないものです。
どんな勉強方法をとるにしても
抑えるべきポイントはあると思いますので
それをお話ししたいと思います。
<抑えるべきポイント>
- メインの教材をきめる
- メインの教材にすべての知識を集約する
- 完璧を一回より、スモールステップを反復
メインの教材を決める
まず、自分がメインとして使っていく教材を決めましょう。
国家試験の全範囲が載っているものだと
使いやすいと思いますが
過去問題集でも
レビューブックでもなんでもいいです。
とにかく勉強するうえで中心とするものを決めます。
正直決め方は何でもいいと思っています。
価格、デザイン、好きな出版社など・・・。
あれこれ手を出すのは
時間がもったいないです。
一つ自分の勉強の軸となる教材を見つけましょう。
メインの教材にすべての知識を集約する
前述したように
メインの教材を軸として勉強を進めていくわけですが
どの教材にも足りないところ
理解がしにくいところがあります。
その部分に関しては
参考書を使って必要な部分を付け足していきましょう。
教科書やほかの教材を参照し
コピーや簡単にまとめたりしたものを
メイン教材に付け加えていきます。
すると最終的に
メイン教材に自分が勉強したすべての事柄が集約され
メイン教材だけで勉強が完結するようになります。
個人的におすすめなのは
過去問題集をメイン教材にし
その解答・解説に知識を加えていく方法です。
問題を解いた後
必ず目を通す解答・解説に知識をまとめておくと
他の参考書をひらかずとも
すぐに復習ができるので楽ちんです。
よくレビューブックに付箋などを貼って
すっごく分厚い参考書を作っている方もいますが
個人的には
過去問といちいち対応させるのがめんどくさいんじゃないかなと思ってしまいます。
ただ、レビューブックは
かなりわかりやすく簡潔に知識が書かれているので
参考書としてかなり優秀です。
私は辞書代わりに使っていました。
完璧を一回より、スモールステップを反復
過去問を一問解いたら知識の補充。
その際に完璧に覚えるまでその問題をやり続ける。
こんな感じの人意外といると思います。
気持ちはわかります。
覚えないとなんか気持ち悪いですし
しっかり覚えられると安心ですよね。
でも人間は忘れる生き物です。
今一時、完璧にしたとしても
おそらく3日後
なんなら明日の朝にはあやふやになってしまうものです。
記憶の定着には
反復練習が最適です。
同じ問題を何度も繰り返す。
そのなかで
一回目は知識の整理をする
二回目は覚えていなかったところを確認
三回目はうろ覚えだったところを再確認
四回目にちゃんと根拠をもって答えられた
五回目は根拠に確信をもって答えられるようになった
というかんじで成長していけばいいのです。
勉強というもは深めようと思うと
いくらでも深くまで掘り進められてしまうもの。
ある程度のところで
「まあこんなもんでいっか」と
方の力を抜いていきましょう。
深ーい1回より
浅い5回です。
勉強方法(勉強開始~過去問題練習終了)
次に具体的な勉強方法です。
勉強開始~ということで
主にインプットの時期の勉強方法になります。
ここでは私が実際に行っていた方法をご紹介していきたいと思います。
私は国家試験の勉強は
いきなり過去問から始めました。
予備知識は学校の授業と実習のみです。
知識の導入から始めると時間がかかるうえに
うまく体系化できなくて
効率が悪いと判断しました。
前の記事でも言ったように
看護師国家試験において
過去問は最強の教材です。
多岐にわたる知識の中で
どこが必要なのか、重要なのかを教えてくれるので
必然的によく出る部分から学習することができます。
<具体的な勉強方法>
- 問題を解く
- 解説を読む
- 足りない知識を補充する
- 復習する
例を用いて解説していきます。
問題を解く
何はともあれまずは問題を解きます。
答えは「4、無尿」です。
ただし、それで終わるのではなく
なぜそれを選んだのかを自分の中で確認しましょう。
問題文を見て・・・成人の尿量なんてわかんないけど100mLは少なすぎるでしょ
「1、希尿」・・・なにそれ知らない
「2、頻尿」・・・これは量じゃなくて、回数が多いことだよね
「3、乏尿」・・・字的に尿が少ないことだよね。でも定義わからん
「4、無尿」・・・確かこれだったと思うけど、「無」なのに100mL出ててもいいのかな
と、こんな感じで自分の中で考えられればOKです。
ここで沸いた疑問を解決できれば
この問題を根拠をもって答えられるようになります。
解説を読む
この問題の解説にはこのように書いてあります
これをしっかり読みます。
この問題を解くだけであれば
解説に書かれていることを覚えるだけでいいですが
実際には少し内容や出し方を変えて出題されてしまいます。
なのでそれに対応するために
知識の補填を行っていきましょう
足りない知識を補充する
1、2で判明した
自分に足りない知識の補充を行っていきます。
参考書などをもとに知識の確認をしていきます。
必要であればラインマーカーを引いたり
付箋に簡単にまとめたり
コピーをして張り付けたり・・・
解説をより詳しく
自分専用の解説を作ります。
次にこの問題を解いたとき
他の参考書を開かなくても疑問が解決するようにする
というイメージでしょうか。
ただし
わからないことが多すぎる場合には
あえて問題に関する部分だけの知識にとどめるのも手です。
いきなり全部を覚えるのは
大変ですからね。
いやにならない程度のところまでにしておきましょう。
復習する
ある程度
知識の整理ができたところで
その問題の総まとめをしていきます。
問題文を見て・・・成人の一日の尿量は1000~1500mL。100mLしか出ないのは無尿だったな。
「1、希尿」・・・希(まれ)にしかでないんだから、つまり回数がすくないってことだから、これは違う。
「2、頻尿」・・・回数が多いことだから、これも違う
「3、乏尿」・・・量は少ないけど一日400mL以下のことだから、これも違う
「4、無尿」・・・尿が出ないのは「尿閉」。無尿は一日100mL以下のことだから、これが答え!!
とこんな感じに
先ほどまとめた知識を使いながら
根拠をもって答えを出します。
まとめた知識の振り返りになり
記憶の定着が早いと思います。
過去問練習では
これらのことをひたすら繰り返していきます。
正直最初はめんどくさいです。
しかし
ただ知識を入れるだけではなく
その知識が役に立っているという実感がある分
やりがいもあるし
しっかり身に付きます。
やればやるだけ問題が解けるようになるという
達成感・充実感は
より勉強を進める原動力となるはずです。
また、1週目はいろんな参考書や
まとめる作業が必要ですが
2週目以降は
自分でまとめたものを確認すればいいだけなので
かなり勉強しやすくなります。
最初は大変かもしれませんが
すこし踏ん張って続けてみてください。
次回は過去問練習を終えた後からの勉強方法を
お話ししたいと思います。
ありがとうございました。
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