フィジカルアセスメント ①観察とは

国家試験対策

こんにちは yu-riです。

「呼吸困難」「胸痛」などをまとめていく中で

患者さんの観察についてサラッと流してしまったので

ここでしっかりまとめておこうかと思います。

看護師国家試験はもちろんですが

看護実習や臨床現場でも役立つ内容になると思います。

 

必修では

2012、2014、2015、2018、2019、2020年に出題されており

しかも2問出題されている年もあるほど頻出の部分です。

基礎中の基礎ではありますが

その分超重要な部分です。

知識の抜けがないか確認していきましょう。

観察

観察とは、患者さんのことを客観的にみることというのは

誰でもわかると思いますが

なぜ患者さんの観察が必要なのでしょうか。

「観察が大事!」と授業や実習で散々言われてきて耳にタコができていると思いますが

「観察して」と言われたから観察するのでは全く意味がありません。

なぜ観察が必要なのか、大切なのか

確認していきましょう。

 

 

看護することが我々の仕事ですが

看護をする上で

患者さんに何が起こっているのか

患者さんがどんな状態にあるのか

患者さんにどんな援助が必要なのか

を判断し、その判断に沿って看護を行なっていきます。

その判断は「指示簿に書かれているから」するのでしょうか?

「医師記録にこう書かれているから」でしょうか?

違いますよね。

もちろん「指示簿に書かれている」「医師記録」は判断材料の一つではありますが

それだけで行動するのであれば看護師を国家資格にする必要なんてありません。

 

私たちは患者さんの観察を通して

患者さんの状態を判断し

その判断に基づいて行動することが求められています。

判断をするためには情報が必要です。

その情報を集めることを観察と言います。

 

看護は判断によって行われる。

判断は観察することで行われる。

つまり看護=観察といっても過言ではありません。

私たちの行動は観察を基盤として行われるわけですから

「観察が大事」と嫌というほど言われるわけです。

 

でも観察って

案外意識しなくても生きていく上で無意識にやっていることだと思います。

お小遣いが欲しい時、親の顔色を伺ったり

友達の行動や発言にアンテナを高くして、プレゼントの参考にしたり・・・

ただ日常生活とは違い

仕事(看護)を行うために意識的に観察を行います。

だからなんとなく難しく感じてしまったり

何をすればいいかわからなくなってしまうのだと思います。

 

慣れてくれば息をするようにできるようになります。

まずは肩の力を抜いて

知識をつけていきましょう。

自分の観察で判断をし、それを看護として実践し

何かしらの成果を得られたとき

すごい充実感があります。

これが看護師という仕事の醍醐味でもあるんじゃないかと思います。

観察をする場面

では看護師はいつ患者さんの観察をするのでしょうか。

 

答えは「常に」だと思います。

患者さんと顔を合わせた時は

常に患者さんの観察を行います。

朝挨拶に行った時、眠れたかな?調子は良さそうかな?

検温の時、何か異常は起こってないかな?

トイレ誘導する時、ADL落ちてないかな?尿や便の状態は?

ケアの前後に、ケアの必要性があるかな?負担がかかりすぎていないか?ケアによって患者さんは良くなったか?

などなど。

職場にいる間は常にです。

もちろん休憩中はしっかり休んで欲しいですけどね。

 

検温など積極的に情報を取りに行くだけが「観察」ではありません。

ちらっと患者さんの顔色を見たり

挨拶の時患者さんの声を聞いたりするのも

それが患者さんの状態はあくにつながるのであれば

それは立派な「観察」です。

 

難しく考える必要はないですが

気を抜けないという意味では

かなり大変な仕事ですね・・・

 

 

短いですが今回はここまで。

次回はバイタルサイン、フィジカルアセスメントについて書いていきたいと思います。

具体的にどういうことを意識して観察するのかを学んでいきましょう。

 

お疲れ様でした。

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